横田基地のUH-1ヘリ、横浜NDでタッチアンドゴー


横浜ND上空を飛行するUH-1ヘリコプター。


横浜市中央卸売市場近くを周回飛行している。(2021.2.19読者撮影)

 2月19日の13時過ぎ、米空軍UH-1ヘリコプターが横浜ノースドックでタッチアンドゴーを行った。

 13時6分、NDの中心部にある、建物番号200番の3階建ての大きな建物の前の、星条旗と日の丸がぶら下げられている掲揚台の前の広場に着陸すると、すぐに離陸して横浜市中央卸売市場付近を周回して、横田基地方面に飛び去った。

 この間、UH-1はキャビンの右側ドアを開け、ひとりの兵士が足を空中に投げ出したままだった。
 ヘリの尾翼には96639の数字が書き込まれていた。横田基地所属のUH-1N、69-6639番機だ。

 この機体が横浜ND上空に姿を現す直前には、横浜市南部をノースドックの方角に向かってUH-1ヘリが飛んでいるのが目撃されている。おそらく同一の機体だろう。

 飛行場でもヘリポートでも無く、離着陸を管制する施設も無い横浜ノースドックを、米軍は相変わらずタッチアンドゴーを含む飛行訓練施設として使用している。横浜ノースドックは港湾施設であって、飛行訓練施設として提供されている訳では無い。

 横浜NDの周辺は、市民の仕事と生活の場だ。事故が起きれば大惨事となる可能性もある。米軍は、日本社会で暮らす人びとの命や安全を脅かす振る舞いを止めるべきだ。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


ヘリはキャビンのドアを開け、兵士が外に足を投げ出して座っている。(2.19読者撮影)


2月19日13時少し前、横浜市南部をノースドックの方角に向けて飛行するUH-1ヘリコプター。(2.19星野撮影)


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